私のボーナスは6月と比べて40万ほど減りました。
会社の業績が悪いので仕方ないのですが、悪くなり方がまあ醜いもので、少々愛想が尽きてしまいました。前回の早期退職の話で、辞める選択肢を中心に据えるのは、これがかなりの要因を占めています。
私の話はどうでもよくて、今日は一日香港スタッフのボーナスを検討していました。
決め方はこんな流れです。
① 評価者とスタッフが面談をして、評価後の目標管理シートを回収する。
② 評価が適切かを私でチェック。必要に応じて評価者を面談。
③ 評価に応じた今年度の賞与月数を決定する。
検討材料は、香港の人事コンサルや調査会社のアンケート結果、予測値を使います。
今日は②と③をずっとやってました。
全香港人スタッフ約50人の目標管理シートを読みましたが、前向きな人が多くて嬉しい気持ちになりました。
社員それぞれが自分の成果や仕事観を誇らしくアピールして、上司が褒め称えつつ次の目標を指し示す流れは、身近にあるサクセスストーリーです。これは何度読んでも心の健康によく、自分も頑張ろうという気にさせてくれました。(元々自分のことをうまくアピールするのがうまい人達なので、相応に割り引いて読むべきなのでしょうが)
その後はお金の話です。
私自身は、会社の儲けはできるだけローカル社員に還元したいと考えています。
幸いにも手元のキャッシュは潤沢にあります。予算から大きく乖離しないのであれば、ケチケチせずにボーナスや給与をアップすればいいのです。
(それに、どれだけ払ったところで駐在員の給与の方がべらぼうに高い)
賞与の月数は、世間の水準よりもそれなりに上回るもので設定しました。
この月数からボーナスをそれぞれ算出し、個々人の金額が昨年の実績からどの程度アップしているかを検証した上で、管理職で打ち合わせを持って最終決定します。
こちらはできるだけ社員のことを考えて金額を決めているつもりですが、それでも向こうがどう受け止めるかはわかりません。不満を持つ人もいるでしょう。人事に完璧はないものです。
人事を尽くして天命を待つではないですが、ベストを尽くした上で最後は諦観を携えておくことが大事なのかもしれません。
今日の一枚
クリオネ。