香港おすすめハイキング・コース(その2)

前回の続きです。なお順番はランダムです。

 

■ 鴨脷洲玉桂山 (難易度 3.0)

利東駅で降りてバスターミナル裏からすぐに登れます。200mほど一気に玉桂山を登ると下りはザレ場で滑りやすく気を付けながら降ります。以前(2019年頃まで)はロープが敷設されていたのですが今はないので、自分のバランスだけが頼りです。

この下っているときの景色がいいんですね。目前に続くもうひと島と左手にはオーシャンパーク、香港島の南側、天気が良いと大海原がコバルトブルーで清々しい気持ちになれます。

海岸線まで降りきって目の前の島を越えた岬がゴールです。(2023年に波にさらわれた死亡事故があり要注意) ここから引き返すのですが、初めの島を素直に登るコースの他に、脇から誰が作ったか分からない橋やロープを使って返るアドベンチャーコースがあり、どちらを選ぶかはその人次第。私は臆病なので素直に登って戻ります。

打ち上げは利東駅の反対側にあるタイ料理屋を使ってますが、バスでCWBに行ったりもできます。

 

■ 老虎頭 (難易度 3.5)

香港にいくつかある欧米人ご用達エリアの一つがディスカバリーベイですが、ここから梅窩まで歩くコースです。アパートの裏手から登り始めて二白坳まで登ります。ここからは見晴らしのいい道を老虎頭までひたすら登り続けます。これが結構きつい。

何とか老虎頭まで辿り着くと、ここから老虎頭郊遊徑を歩くのですが、この稜線が気持ちいいんですね。緩やかに下って行くので景色を余裕を持って楽しむことができます。

オリンピックトレイルと合流して左に進み、道なりに進めば梅窩の街に到着です。海鮮料理で有名ですが、洋食も飲茶もあるので選り取り見取りです。

フェリーに乗ればセントラルに帰れますので香港島に住んでいる人は楽に帰れます。

 

■ 八仙嶺 (難易度 4.5)

新界東北エリアの有名コースです。吐露港から北側に見える山の尾根の頂上を数えてみたら八つあってこれで八仙嶺となります。麓には香港一の大富豪、李嘉誠さんが建立した「慈山寺」にある白い観音様が見えます。

ハードなコースで八つの峰を越える必要があります。私は鶴藪園から東へ歩いて大美督へ下りるコースしか歩いたことはありませんが、歩き始めて3時間経っても一つ目の峰に辿り着きません。延々"0/8"状態で歩き続けるのは地味に精神に効きます。実際身近にコース途中で諦めた人と、二度とこのコースは歩きたくないと言っている人を知っています。

一つ目の「純陽峯」を越えると一時間以内に八つの峰を歩き切ることができます。アップダウンを七回も八回も繰り返していると身体はぐったりしますが精神的にはハイになり異様に元気になれます。尾根からの眺めも綺麗ですし、歩き切った時の達成感も格別で、一度は必ず行っておきたいコースだと思います。

mswalwara.hatenablog.com

 

(つづく)