2020年3月25日の世界線と売買日誌

■給料を更改する

年に一度あるスタッフの給与更改の日でした。

社長、私、総務部長(ローカル)とスタッフ一人ずつで個室で面談します。来年度の給与と肩書の記載された書類を手渡し、納得すればサインしてもらいます。

スタッフの反応は様々です。

  • 昇進した人・・・予め内示を受けている人と受けていない人がいます。受けている人は、しっとりと喜び「がんばります」と落ち着いたトーンで決意を表します。そして大幅にアップした給料を確認して笑顔になります。内示されていない人は、どっきりを仕掛けられたかのように驚きます。給料を見てさらに驚きます。「はぁはぁ...体温上がってますっ(英語で)」と言っていたお姉さまが一番いいリアクションでした。
  • 給料に納得した人・・・金額を見て「おっ」と思わず声が出たり、深く頷いたり、会社への感謝や仕事への思いを饒舌に語り出す人がいました。いい雰囲気で面談が終わります。
  • 金持ち・・・今の自分の給料を知らないので反応が薄いです。「自分の給料覚えてないんですよ。あはは…」となります。(毎年同じスタッフ)
  • 可もなく不可もなく・・・少し金額を見て考えつつも、あっさりサインをします。会社へのコメントはないものの含みのある言い方をする人もいます。
  • 言いなり・・・これまで自分の期待通りに処遇されなかったものの、会社は辞める気がない人です。ささっとサインをして終わります。
  • やや不満・・・一言二言、質問やネガティブな感想が出てきます。不満を言われても結論は変えないので、最後はあきらめてサインします。数か月後に辞める可能性があるので、上司が別で面談を持つなど後からケアが必要です。
  • 大いに不満・・・年に一人いるかいないかです。その場で辞める宣言まであります。大幅な給料アップや昇格を期待していたのに裏切られた、というパターンです。辞めてもらっていい人はいいのですが、得てして優秀な人がこうなるので、何度も面談して落としどころを話し合います。人間の本性を見ることができます。

今日は、たまに揉める社員が休みだったので平和でした。一人だけ不満そうな若い男性社員が居ました。これは後からのケアが必要なパターン、心配です。

 

全員にいい待遇を用意できればいいのですが、それでは会社は成り立ちません。一定のルールに則って処遇に差をつける必要があります、社員の心情から敢えて距離を置くことが求められる仕事だと思います。

 

■売買日誌

ここ2日は、米国のコロナ法案成立見込みと無制限の金融緩和策、中国では4月8日武漢封鎖終結が市場にとっていいニュースとなり、香港でも株価は大幅に改善しました。

このタイミングで少し損切りして手元現金を増やしました。

 
売却:HSBC (0005)
半分売却しました。30%の含み損でした。そのまま持っていてもよかったのですが、株価の回復には時間が掛かりそうです。だったら早めに見切って、伸びが見込める銘柄を買った方がいいと判断しました。
これまで上げていた購入候補ですが、アリババ(9988)は様子を見ます。筆頭株主のソフトバンクがアリババ株を売却するかもしれず、それが株価にどう影響するかが分からないためです。

逆に候補に入れたいのが 平安太平洋保険(2601)です。直近の決算発表は絶好調で、EPSは1.5倍になりました。直近の株価下落で配当利回りも 5.2%あります。インカムゲインもキャピタルゲインも期待できそうです。

香港に限らず株式市場の底はまだ先でしょうから、もっと割安になるタイミングがあるでしょう。その時に狙い撃ちしたいです。(買うの下手なんですが...)(売るのはもっと下手)

 

まだまだ含み損が大きい(120万円くらい)ですが、現時点で売れるのはこれだけです。あと数社決算発表があるので、その結果と市場の状態でもう少し売るかもしれません。

 

負けていますが攻めていきます。

 

◆今日の1tweet

内容はともかく、勢いのある若者はいいですね。賛同を追い風にして、批判を養分にするから彼女は無敵。