投げ売られる香港市場・売買記録

7月24日に政府により発表された学習塾、個別学習指導企業の非営利化政策をきっかけに、中国企業銘柄全般が投げ売り状態に。

 

教育に携わる人には理想主義者が多そうで、当局のそんな人たちが過激策に打って出たのかもしれません。完全に市場のルールを無視した強硬策なのですが、これが市場にどう映るか想像できてたのでしょうか。

 

ここ最近のネット企業への規制強化と相まって、「チャイナ・リスク」が全面に押し出されている格好です。ここで中国株を見放すのか、買いの好機と見て立ち向かうのか、どちらも有り得えると思います。どれだけリスクを取れるかと、中国との距離感次第かもしれません。

 

私はどちらかと言えば後者ですが、恐々と相場を見ています。あまりに下げる日は相場を見る気になれないくらい恐々としています。心が弱いので、含み損が増える局面に向き合えません。(損が増え切ってから現実に向き合います)

これまでの少ない経験からでも投げ売りは得策でないと実感しているので、今回は我慢する方針です。事態が落ち着いたら改めて振り返ります。

 

7/27【購入】京東物流(2618)@26.9

公開価格の40.36HK㌦から30%以上下落しています。京東の競争力の源泉は物流にあると思っており、その中核にある同社の株価はいつか陽の目を見るはずです。(多分)

 

7/28【売却】Global X ETF クリエネ(2809)@134.3

5月下旬から一直線に上がって来た中国クリエネETF、そろそろ一休みする雰囲気なので一旦利確しました。そこそこ持ち堪えているセクターより巻き込まれて落ちたセクターの方が儲かりそうなので。

 

7/28は香港・米国とも回復基調です。死んだ猫でも落ちたら跳ね返るというので安心とはとても言えませんが、一息はつけます。やれやれ。

中国政府も市場の混乱は望んでいないらしく、そうしたアナウンスがされています。

 

このままメルトダウンするとは思ってないです。むしろ市場の過剰反応(売り仕掛け?)の印象です。

 

また26日に発表されたネット業界への規制内容は以下となります。(二季報ニュースを意訳)

・ 他のサイトURLのブロック禁止

・ ポップアップを使ったユーザ誘導禁止

・ データセキュリティ強化

・ サイトが保持すべき資格の徹底

 

すべて中国のルールを基準にした規制になりますが、そこまで変な内容にも見えません。こうした強化を今後半年行うようなので、今後具体策のニュースが出てくると思います。

 

明日もいい一日になりますように。