曇天が続く香港市場/移住を選択する人たち/日本人

3月29日(月)の香港市場は、午前は少し軟調な程度でしたが、午後に入るとテック系を中心に急落。どんよりした週明けとなりました。

 ・ ハンセン指数          28,338.30  +0.01%
 ・ ハンセンテック指数 7,981.07 ▼1.83%

美団が決算の結果なのか▼7.15%とストンと落ちました。一時は450HK㌦を付けた株価が今では280HK㌦まで落ちました。(それでもまだPER 280倍)

香港市場で有望と目されていた銘柄が、12月決算でふるいに掛けられた感があります。ここで踏みとどまっている銘柄は、風向きが変わったら再度伸びると思います。

 

所有銘柄では、テンセント、Sunny Optical、中国飛鶴、恒大物業はいい決算で株価もまだ耐えています。TCL電子は強い決算だったので再購入。

今日決算発表だった Blue Moon(6993)、BYDエレクトロニック(0285)は、どちらも売上がショート、利益はそこそこという結果でした。

持ち株ではBlue Moonが一番弱い結果でしたので、別の銘柄に乗り換えてもいいかもしれません。値動きを見ながら考えます。

 

現時点で年初来▼2.5%です。一時は+13%くらいあったのですが、含み益とは儚いものです。(多くの個人投資家が、かつての含み益を懐かしく感じてるのではないでしょうか)

まあいずれ流れも変わるでしょう。気長に行きます。こういうモードだと神経がすり減らないので楽です。

 

最近、急に仕事がバタバタしているのは、ある香港人スタッフがこの夏に退社することになったためです。要職のため穴を空ける訳にはいかず、慌てて採用活動を開始しました。

 

スタッフの退職理由は、イギリスへの移住です。子供の教育を考えて、とのことらしいです。

このスタッフは去年入社したばかりなので、辞めるつもりなら入社しないでよ、と言いたくなりますが、ここ1年に限っても香港では政治的に色々とあったので、その間に決心したのかもしれません。

 

香港人が海外に移住する話は、色んなところから聞きます。そこには香港人のコミュニティがあり、仕事や学校は現地の会社や学校に通います。

想像するだけで多難の道ですが、それよりも香港での未来を見限ったのでしょう。

(移住先でうまく行かずに帰国する例も聞きます)

なかなかここらの本音を香港人から聞くことはできませんが、本音を想像することは可能です。そしてその本音は、行動追跡アプリを使わなかったり、ワクチンを打たなかったり、引いては抗議活動デモに繋がる部分なのでしょう。

 

そう考えると日本人って恵まれています。自然に恵まれた訳ではなくて、先人の幾多の努力があってこその恵みなので、ただただ感謝です。

国に貢献、といった大きな話はできませんが、自分の家族や同僚に貢献することで、何かが前に進められればと思います。

 

明日も頑張りましょう!