明暗分かれる香港市場・米国株はいい感じ・若い世代の処世術

5月20日(木)の香港市場は、セクターで明暗が分かれましたが全体的に悪くない流れでした。

 ・ ハンセン指数           28,450.29 ▼0.50%
 ・ ハンセンテック指数  7,915.72 +1.25%

良かったのはテック・自動車です。テックでは美団、自動車ではBYD、Geelyが目立ちました。(私が見ている銘柄では)

悲惨だったのが素材系です。かなり高くなっていた馬鞍山鋼鉄、江西銅業、中国宏橋といったところが 5%以上下げました。

とはいえ朝に 10%以上下げたところから日中じわじわと回復しての 5%ダウンなので、既に危機は脱したかもしれません。一方、当局の価格規制は強力に実行されるので、上値は限られるとも思うのですが。

 

【売却】中国宏橋(1378)@10.76

【購入】吉利汽車(0175)@18.88

回復はするにしても上値が限られる素材株を売って、流れが戻ってきた吉利に再インしました。

結果的に、中国宏橋は一日で売った時点から10%近く戻し、吉利はそこまで伸びきれず、今日だけ見ると失敗でした。相変わらずの下手さ加減。

お金があれば売る必要はなかったので、貧しさは貧しさの原因です。お金がないのはIPOに申し込んでいるからなので、そちらで儲かれば問題なしですが。(フラグ)

 

19日晩の仮想通貨暴落はテンションが上がりましたが、20日晩の時点でかなり戻って来ています。それに釣られてか米国株もいい感じ。ARKKを持っている私はBTCが暴落すると緩やかに被弾します。

米国株が一面緑だと明日の香港株も期待できます。今日はぐっすり眠れそう。

 

来月退職する若いスタッフは、この4月に昇格したばかりで基本給が 15%上がったばかりです。

香港では転職で給料を上げることが普通で、そのスタッフは 20%ほど上がるそうです。

この短期間に 30%近くの昇給です。仮に月給 2万香港㌦とすると、25,800香港㌦まで上がります。(駐在員の給料は上がらないのに...)

そのスタッフは入社して3年弱で、キャリアを変えたい人には辞め頃です。加えて基本給が上がったので、転職するには絶好のタイミングだったのでしょう。しかしうまくやるもんです。

初めに辞める話を聞いたときは、転職先の日系企業が彼の年齢でそれだけの給料を出すことにショックを受けました。相場から見て明らかに高いです。どうしてそんな額を出せるんだろう、と数日は思い悩んでました。情報もないので考えても仕方ないのですが。

 

香港で若い人が結婚して一緒に住むには、このくらいうまく立ち振る舞わないと難しいです。奥さんも同じくらい稼げば、郊外の新界地区にちょっとしたアパートを持てるかもしれません。

若い世代が普通に生きることの難易度が高い香港です。

 

明日もいい日でありますように。