定年は60歳

私の部下に、要職に就く50代半ばのお姉さまが二人います。うちの会社は定年が60歳で、彼女たちはあと数年で退職になります。

前からこの二人を始めとして、会社に残りたい人は60歳を過ぎても残れるようなルールに変えようかと考えていました。日本でも定年が65歳や70歳に延びようとしていますし、アメリカのように定年という考え方がない国もあります。(年齢で人を区別するのは差別)

 

今日、お姉さま二人と、60歳になっても会社に残りたいかを別々に聞いてみたところ二人とも、

・定年で会社は辞めます。

・会社を辞めた後、やりたいことがいっぱいあります。

・ルールを変える必要はないです。

・もう何年かしたら、後任のことを考えないといけませんね。

 

この二人は収入が結構高く、お子さんも独立していて経済的な心配がありません。性格は明るく好奇心旺盛で前向き。定年を境にすぱっと会社から離れて、次の人生を楽しむ姿が容易に想像できます。

 

香港に来てから、このように元気で人生を謳歌する人に会うことが多いです。日本よりは断然割合が高い。理由として思いつく香港の特徴は、

気温が高い ・・活動的になります。気候は、国民性に影響を与える一番大きな要素です。

多人種社会 ・・刺激的かつ、自分を相対化できる。均一性の低い社会で、日本とは真逆になります。

マイペース ・・他人の目を気にしないからストレスが低い。レジの店員は、座ってスマホを見ながら物を食べているのがデフォルトですし、電車で電話で話すのも問題ありません。

 

もちろんいい事ばかりではないですし、職場のトラブルを通して負の面を見る事もありました。でも日本よりは気楽に生きることができる社会と思います。(稼ぐ力があればですが)

 

でもそんな香港人は、旅行もアニメもあらゆる製品も、日本が一番のお気に入りなのが面白いところです。結局ないものねだりなのかも知れません。

 

今日の一枚

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