2023年夏

7月終わりに5回目のコロナワクチンを接種しました。香港では18-49歳だと5回目は自費になり、打てる病院も限られます。医療サービス会社にお願いして探してもらい、香港島筲箕湾站近くの養和病院に行きました。

一回1,450HKD(約26,000円)ですが会社で入っている保険でタダになりました。周りで熱心にワクチンを打っている人は居ませんが、後遺症のことを考えても定期的に打った方がいいと思います。

 

8月の初めに妻と息子くんが香港に遊びに来ました。娘は受験生なので居残りです。前回来たのがコロナ前でデモ真っ盛りの2019年でした。久々の香港、事前に希望も聞いて、完全に満足できるプランを用意したのですが、来る飛行機の中で咳をするおじさんがいたらしく、哀れ風邪を引いた息子くんはほとんどの期間を家で呪術廻戦を見て過ごしました。(出不精なので結構楽しんでた)

仕方ないので妻と二人でオーシャンパークや黄大仙へ出掛けて、これはこれで楽しめました。最後は3人でK11 MUSEAへお土産を見に行き、ビクトリアハーバー沿いも歩けて何とか恰好が付いたでしょうか。

体調不良もありましたが息子くんは好奇心がゼロでずっとテンションが低く、自分と正反対なキャラで理解が難しいです。気難しさはそんなになく優しい性格ですが、やる気が皆無なのが心配です。

とにかく体調を戻して予定通り日本に帰ることができて何よりでした。

 

家族が帰国した直後、コロナに初めて感染しました。8/12夜に頭痛、8/13朝に風邪気味、夜から8/15まで発熱となりました。味覚、嗅覚はありましたが咳がひどく、ダメ元で行きつけのクリニックに電話したら普通に診察してもらえました。他人にうつしたら申し訳ないのでマスクを二重にして出掛けましたが、クリニックにいる患者や看護師の一部がマスクをしておらず、何だかなー。まあ大声で話したりしないので大丈夫だと思いますが。

後日、日本でふらっと行きつけの内科に行ったら受付に結構怒られた上他の患者と離れた場所に隔離されて、扱いの差を感じました。どちらが正しいのかは分かりませんが。

 

症状は大したこともなく幸運でしたが、発症9日目に帰国、10日目に本社で患部に会う予定になっており、抗原テストの結果が陰性になるまで落ち着かない日々を過ごしました。詳しく調べると感染した後のテストはあまり意味がなく(ウイルスの残骸でも陽性になるが感染させる可能性は低い)、発症からの日数が感染確率に影響するようですが、できれば「テストで陰性でした」と人に言いたかったのです。

結果、発症8日目に陰性になり、9日目夕方から一緒に過ごした家族にも移すことなく済んだので助かりました。(常にマスク、トイレ、洗面台使用後はアルコール消毒)

一生感染するつもりは無かったので残念ですが、直前にワクチンを打ったお陰で軽い症状で済んだと思っています。香港のマスク着用率も20-30%程度ですが、引き続きマスクとワクチンで感染対策を継続します。

 

8月下旬は年に1度の一時帰国休暇を楽しみました。往復の費用は会社持ちなので使わないと損なのです。

帰国中はコロナに罹った直後でもあり最大限気を使って暮らしていました。しかし不幸は起こるもので、私のある行動に腹を立てた妻が深く怒ってしまい、体調まで崩してしまって、帰国中の前半半分は気まずい空気になってしまいました。私もムカついて離婚したら財産分与はいくらだろう?などと考えたりしましたが後半は機嫌も直って落ち着きました。香港に戻る際は成田空港まで来てくれて、また帰って来てねと言ってくれましたが、怖いのでしばらく帰らないで居ようと考えているのは仕方ない事なのであります。

 

一緒に暮らさないと分からない事は多くありますが、特に子供がはまっている事を把握するのは大事だと感じます。娘は「おぱんちゅうさぎ(の、んぽちゃむ)」、息子くんは「呪術廻戦」、これを知ってると共通言語で話せるというか、相手に刺さる言葉が使えて扱える距離感の幅が広がります。加えて新しい世界を知れてこちらの幅も広がります。

子供が居ると、もう一度生き直しをしている感覚になります。

 

8月は在宅勤務、有給、病欠、一時帰国で一日も香港の会社に行きませんでした。

9月から頑張ります。