テック株受難・売却ルール・Global X ETF

7月7日の香港市場もテックが弱い流れが続きました。

Didiへの制裁に続いて海外に上場する企業への監視強化策が打ち出されたことが、テック企業への逆風となりました。

ではこのままテックが凋落するかと言えばそんなことはなく、多くの人が買いチャンスを伺っていると思います。(私は一足先に昨日買ってしまったので含み損が増えましたが)

昨年のアントIPO中止以降、中国テック業界は「超成長」から「成長と秩序」に移行しました。秩序は短期的には成長にブレーキをかけます。ここ数ヶ月のぐずぐずはこの影響で、両者が調和すれば一過性の現象として過去のものになるでしょう。(多分)

 

前日に大きく下げた医療バイオ銘柄(薬明生物、無錫薬明など)は一日で急回復しました。無錫薬明を持っているので一安心です。

当初の急落は政府の新薬承認規制強化がマイナスに働くと見られたためでした。一日経つと、こうした規制が後続企業により大きな足枷となり、先行企業にとって逆に有利という分析が出てきました。これが急回復の要因のようです。

この業界の銘柄はこれまでも大きく上げて来たので、ニュース一つで5~10%乱高下します。腹を括らないと簡単に振り落とされます。

 

少し前から「直近のピークから 7%下げたら売り」というルールを試していますが、ボラの大きい銘柄だと簡単に振り落とされます。

銘柄の特性によって%の幅を変えた方がいいようです。要素としては、

 ・会社そのものの強さ(業界地位・業績・成長性・人気度)

 ・含み益の大きさ(大きいほど下げを許容)

くらいでしょうか。

最大許容値は、含み損がゼロになるまでになります。

 

昨年末から持っているGlobal X のテーマETFですが、最近大きく復活してきています。

・クリエネ(2809)

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・EV (2845)

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・半導体 (3191)

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この他の消費財ETF(2806)はイマイチ、バイオETF(2820)は良いパフォーマンスです。

2~3月の下落局面で一部売却、半導体に至っては全売りしてしまったので、回復を全部取れている訳ではないですが、出血中のポートフォリオの中で健闘してくれています。

改めてGlobal X ETFの底力を感じました。

 

明日もいい一日になりますように。