甘い上司

来年のカレンダーが決まった香港、総務のお姉様が「来年の会社のカレンダー、これでいいですか?」と早速見せてきました。

 

香港では、旧正月やクリスマス、中秋節といった特定の祝日の前日、会社は12~16時までの早帰りになります。

うちは午前中が12時15分までなので、その時間の鐘が鳴るとみんなさっさと帰ります。なんなら朝からそわそわして、職場から既にお休みモードです。

 

そんな雰囲気で会社に来ても生産性が低いので、午後休が好きではありません。

そこでお姉様に、

 

クリスマスイブが半日休みなのも面倒だから、休みにしたら?

 

(目を見開いて驚きながら)だったら旧正月の前日をホリデーにしませんか?こちらの方が用事も多くて重要です

 

でも21年はクリスマス休暇が3日しかないからなー。一日増えた方がよくない?

 

(にやりと笑いながら)だったら旧正月前とクリスマスイブ、どちらもホリデーにすればいいんですよ

 

(そう来たか)うーん...じゃあどっちも休みにしよっか

 

 「(上目遣いで)ありがとうございます。あさひさん

 

「(いつも一つ提案したら二つの要求で返ってくるな...)」

 

我ながら甘々ですが、そういう性格なので仕方ありません。(中高がエスカレーターの自由な校風で育ったからかも)まあ、年間で休みが一日増えたところで、業績に変わりはないでしょう。

 

もちろん甘いだけでは会社は成り立たないので、厳しい面もあります。

普段から社員が働きやすいように環境を整えるのは、それを活かして成果を上げてもらうためです。メリットだけを享受して、貢献のない社員には退場してもらいます。お互いがお互いに良くするから組織は良くなっていくので、一方通行ではうまく行きません。

 

 

単身赴任で暇なので、家ではYouTubeでラジオばかり聞いていますが、先週「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」の中で有吉氏が同じようなことを言っていました。

 

「自分が社長だったら出社時間自由、飲み始めるのも自由、ある程度自分の仕事やってくれたらそうして下さい、って言う」

「才能ないのに自由求めんなよ。才能ない奴なんてマジで拷問扱いだぞ。一日20時間労働だぞ。一日穴掘って終わりだぞ」

「ちゃんとしている奴らには自由にやらしてやるよって言ってるだけで」

「自分の仕事しっかりやりましょう」

 

 

言葉はアレですが、いい組織にはこうした信頼関係が大事なんでしょう。

 

周りを信じて、信じられながら仕事ができればいいですね。