新型コロナウイルスと身近な経済状況

新型コロナウイルスの猛威が世界を席巻しています。

ウイルス自身はそれほど強いものではないので、手洗い、うがい、人ごみを避けることで防げますし、高齢者か疾患を持っていなければ高確率で快癒します。

 

 ⇒ 情報が飛び交うときは専門家の意見を伺うに限ります。

 

中国でも湖北省以外では新規患者があまり増えなくなりました。香港も一日数人増える程度で、累計でまだ100人に届きません。深セン、広州も感染者があまり確認されておらず、相当な割合の企業が本格的に操業を再開しています。私の会社に関係する工場も従業員が90%程度戻ってきており、旧正月明けに稼動できなかった分を挽回すべくフル稼働しています。

 

ウイルスを克服しつつある中国ですが、経済へのダメージは深刻です。実際に、名の通った会社から支払延伸の要請が来ており交渉中です。多くの会社でお金が回っていないでしょうから元々資金がタイトな会社は苦境に立たされそうです。政府がどこまで面倒を見るか次第になりそうです。

※既に中国政府は、金融緩和、航空会社の救済、従業員社会保険料の軽減、自動車業界への援助など、多くの策を打ち出しています。

 

香港は以前にも書いたように、ほとんどのイミグレを閉じたため2月の旅行客が98%減となり経済はズタズタです。人出は回復ぎみで、お店には二週間ぶりにティッシュ、トイレットペーパーは戻って来ましたが、失業率は上昇中で消費が冷え込んだお陰で小売も壊滅的です。

 

ウイルスの弱さを考えると3月にも潮目が変わってもおかしくないですが、それまでの間株式市場は軟調に推移しそうです。徐々に値下がりするけど唐突に終了する、難しいバーゲンセールが開催中です。

こういうタイミングを捉えるのがすこぶる下手なのですが、チャンスであることは間違いないので、いい感じに儲けたいです。

 

◆今日の一枚

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