IPOの結果(ネットイース)

香港株式市場に今日(6月11日)セカンダリ上場したネットイース(9999)、ローンまで使って購入申し込みをしていましたが、一つも当たりませんでした。

なお部下のCちゃんは、私の倍のロット数を申しこんで1ロット(100株)当たったそうです。

 

上場結果は、

 公開価格 123HK㌦

 上場初値 133HK㌦

 高値   135.2HK㌦

 安値   130HK㌦

 終値   130HK㌦

 

期待していた程の値動きではなく、午前中は指値を入れていましたが、キャンセルしました。

これは香港市場が世界的な株価調整の影響を受けて、全体的に軟調だったためと思われます。

しばらく値下がりが続くようであれば、値動きの激しい銘柄で遊んでみたいです。

 

これまでは二番底が必ず来るものとして、IPOで遊びながら手持ちを確保してきました。YouTubeでチェックしている多くの著名投資家が、二番底はなさそうと話されており、そんな気もしてきました。

実体経済で扱われるマネーの量と金融のそれとでは規模がぜんぜん違っていて、世界中の政府が本気を出してお金を刷りまくったらバブルの出来上がりです。

 

とはいえ相場のボラリティは高く、フラジャイルな印象です。

しばらくは目線を短期に置いて、株価の上下運動から果実を得ようと思います。

とはいえ投機はしたくないので、航空やホテル、旅行といった会社に逆張りするのではなく、成長力があり、市場に対して魅力的な会社に投資をして行きたいです。

ネットイースも、値を下げるようなら買いかもしれません。

 

チャンスを待ちます。

お金にまつわるエトセトラ

明日はボーナス支給日です。

日本の口座に全額入るので私には関係ありませんが、口座の数字が増えるのは心安らかになります。これで無収入になっても生き抜ける期間が2か月延びました。

業績が悪いので一時に比べると結構減りましたが、もらえるだけ有難いことです。

世界経済が不況の真っ只中に突入しようとする中、日本における正社員とは何と守られた身分でしょうか。香港のように、給料一か月分の補償金だけでクビになることはありません。私のような凡人が苦労のない暮らしができるのも日本型資本主義のお陰です。

 

不況になると正社員の有難さが身に沁みます。

 

在外邦人にも10万円支給されるかもしれないみたいです。

欲しいと思ったことはありませんが、頂けるなら有難く頂きます。香港では外国人でも7年以上居住する「永久居民」だと 1万香港㌦(約14万円) もらえます。(私は対象外)

期待していませんが、もしもらえるなら迷いなく株を買います。

 

ニューヨークや東京株式市場が完全にコロナ暴落から抜け出す中、香港は国家安全法案でごたごたし、戻り幅もいまいちです。それでも最近は少しずつ回復しきて、最悪期は30%を超えた含み損も12%程度に戻ってきました。

株価が低い時期に拾った銘柄は含み益なのに損が解消されないのは、高配当株として買った一部の銘柄ががっつり損になっているからです。

投資を始めた当初は、インカムゲイン至上主義で高配当にしか目が行きませんでした。(入金が大好き)今となっては微妙ですね。

 

 ・高配当株はそれほど人気がない。簡単に値下がりして値上がりに時間がかかる。斜陽産業、成長の見込めない成熟企業のため注目されない。

 ・配当利回りは高くて魅力的(8%超も珍しくない)だが、日々の値動きで数%儲けることも可能。

 

加えて今回のコロナ暴落では、高配当株として持っている株を売ることなく塩漬けさせて損を拡大させてしまいました。挙句 HSBC(0005)Life International(1212)は無配になる始末で踏んだり蹴ったりです。

「高配当株として買ったからBuy and Hold」という思考停止はいけません。権利落ち日が絡むと更に難しいですが、株は株です。事前に銘柄ごとにシナリオを明確にしておくことが大事なんでしょう。

 

明日6月10日は、ネットイースの当選結果が分かります。IPOで一番楽しみなイベントの一つです。これは仕事どころではなさそうです。

 

連続でIPO

6月11日に上場されるネットイース(9999)に続き、JD.COM(9618)の公募が始まりました。

ネットイースは、1株 123HK㌦で 100株単位で1ロットです。IPOローンを使って10ロット申し込みました。倍率は 300倍になったと言われており、結果がどうなるか楽しみです。1ロットくらいは当たると思うのですが。

 

結果は上場日前日の 6月10日のお昼頃分かります。HSBCからSMSで連絡が入るのですが、それより少し前に口座履歴を見ると外れた分が振り込まれており、その額を見れば当選株数がわかります。

 

JD.COMの応募締め切りは、11日朝になります。ですので、10日昼のネットイースの結果を見てからJD.COMを申し込むかを決めたいと思います。

 

JD.COMは1株 236HK㌦、50株単位での取引になります。

おそらく20ロット程度申し込むことになりますが、こちらも大人気で応募が殺到しているようです。せいぜい当たっても2ロット程度と思います。

 

5月の IPOでは、私にしては結構儲けることができました。

今回も幸運が訪れますように。

未来はどうなるのだろうか

アメリカでは、黒人男性が白人の警官に殺された件で大規模なデモが発生しています。

ニュースで流れる動画は刺激的ですが、去年の香港のデモでは実生活と報道の差を痛感しました。注意深く情報を追いたいです。

 

なお日本の報道が暴力的なデモに偏っている点については、20/6/4リリースされたバイリンガルニュースでも言われていました。

 

 * バイリンガルニュースは、podcast番組です。Mami、Micheal が日本語と英語でニュースを紹介していて、扱う話題がユニークで刺激的です。(直近の話題は「BLM抗議、自動オムレツ、クオーク物質、死海文書DNA」)

私が新型コロナ関係の情報ソースとして信頼していた高橋政代先生も、バイリンガルニュースにゲスト出演されたことで知りました。(高橋先生は、iPS細胞で網膜疾患を治療するベンチャー企業「ビジョンケア」を立ち上げ、研究・事業の最前線にいらっしゃる方です)

 

本題に戻ります。

 

デモは全米各地、更には欧州にも広がって、多くの人が集団になって声を上げています。

新型コロナは大丈夫なのでしょうか。

現在、アメリカでは患者数が2万人/日増加し、1千人/日亡くなっています。

一時に比べれば減少傾向にあり、経済再開への期待感からニューヨーク市場は大活況です。

これが再度、新型コロナの勢いが戻り、もう一度ロックダウンとなると、株価は大暴落するかもしれません。既にカリフォルニアでは患者数が増加傾向に転じたそうです。

 

一方、気になるニュースもあります。

 

 

ウイルスが弱体化して、致死率が低下しているというのです。WHOは否定していますが、アメリカの新規死者数はどんどん減っています。(イタリアの医師の見解とアメリカの状況が直接的に結びつくかは微妙ですが...)

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一方、患者数はそれほど減少に向かっていません。

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考えられる理由は、ウイルスの弱体化の他に

  • 医療体制が持ち直した
  • 治療薬(リムデシビル)の効果

などが考えられますが、本当のところは分かりません。

 

要因は不明ですが、死者数の減少は明らかで、状況は好転しています。

もしデモがあっても死者数が増えないとなると、アメリカは経済活動をより活発化させるでしょう。

となると株価はさらに上がっていくでしょう。

 

さて現実はどちらなのでしょうか。もうさっぱり分かりません。

 

悩む日々が続きます。

IPOの結果と売買日誌(5/29-6/2)

◆5/29

【購入】Pacific Textiles (1382) @3.25

東レの資本が入っている繊維会社です。成長性がないので人気がなく、株価は年初から46%落ちていますが、業績は堅実に利益を上げており、財務面も安定的です。配当利回りは15%と異常値のレベルです。さすがに安すぎるので少額ながら購入しました。

かなり株価は低迷していますが、本当に例年通りの配当金が支払われるのか、実験の意味合いで所有しています。

 

◆6/1

【IPO結果】Yeahka (9923) 上場@16.64 →売却@16.20

QRコードシステムの会社です。今後の成長が期待できるものの、上場株価が高い上に発行株数が多く、PERが100倍でトントンという株価に当初から割高感はありました。

上場直後に、初値を割り込んでしばらく売り買いされていたので、見込み薄として早々に退却しました。

その後 10%以上値上がりしたので、結果的にもう少し様子を見れば良かったです。IPOは上場してずるずると値崩れすることもあれば、数週間してから急激に買われることもあります。

正直よく分からないので、難しい時は損を出さないようにして、楽に勝てるときにしっかりと勝てばいいのだと思います。

 

なお部下のCちゃんは、売った後に株価が上がった話をすると嬉しそうに笑ってました。

 

◆6/2

【購入】Meitu (1357) @1.49

美顔アプリで有名で、サブスクの売り上げが伸びている会社です。(私は知りませんが、Cちゃんは知ってました)

二季報WEBのお薦め銘柄にあり、検討の結果購入することにしました。短期での値上がりを期待していますが、値上がりすれば欲を出して売らずに持っているかもしれません。

 

【IPO申し込み】NetEase (9999) @126

中国ゲーム大手のネットイース(日本では「荒野行動」が有名)が、Nasdaqに加えて香港にセカンダリ上場することになりました。当然、米国による中国企業への規制強化に対抗したものです。

今回は、IPOローンを活用して1,000株申し込みました。自己資金として拘束されるのは100株分(10%)となります。これによって、資金の自由性を確保しつつ当選確率を上げることができます。

実際当選するのは 100~200株と見ており、10~15%値上がりするとして 1,500~4,000香港㌦の利益を見込んでいます。お小遣い程度ですが、IPOはあぶく銭なのでこんな感じでいいです。

 

翌週にはこれもセカンダリ上場となる JD.COMが控えており、6月はIPOでお小遣いを稼ぎつつ、手元資金は残しておく作戦です。

IPO株が少し当たる【Yeahka(9923)】

以前に書いたIPO株の当選発表があり、1ロットだけ当たっていました。

 

 

16.64HK㌦ x 400株 ですので約9万円ほどの所有となりますが、50%UPして上場しただけでもいいお小遣いです。

QRコード決済システムを扱うIT企業で業績も右肩上がりです。申し込み倍率は640倍にもなりました。

値上がりする未来しか見えないのですが、上場前に売買されるグレーマーケットでは 9.7%安で取引を終えました。

要因として一つ想像しているのは、米中関係の悪化です。

ニュースで伝えられているように、中国の全人代で香港での国家安全法案が可決されました。これが香港における自由を奪うものとして、米国を筆頭に猛反発が起きています。

これによって、欧米からの資金が香港市場から逃げており、IPOも盛り上がらないのかもしれません。

上場日は 6/1です。個々の値動きを見ながら、6月の大型IPO、JD.COMネットイースへの対応を検討しようと思います。

揺れる香港市場

中国で開催されている全人代で、香港に激震が走りました。

 

 

去年のデモに業を煮やした中国政府が、より香港で取れる行動のオプションを増やすのだと思います。

アメリカはこの動きに強く反発していて、ポンペイオ国務長官も「香港の高度な自治の終わりの前兆になり、一国二制度に対するアメリカの判断にも影響する」と声明を出しています。米中の衝突がここでも鮮明になっています。

 

この影響を受けて、5/22の香港市場は▲5.56%と全面安となりました。欧米の投資家が資金を引き揚げたのでしょう。これが一時的なものか、しばらく続くのか、永続的なものなのか、現時点では分かりません。ただ、市場の潮目は変わりました。

先日まで検討していたIPOローンは利用するのを止め、所持金の範囲で申し込むことにしました。不安定な状況で大きなリスクは取れません。

 

好決算からの値上がりを期待して購入したアリババは、いい結果だったにもかかわらず、NY市場で急落しました。アメリカが中国企業をNY市場から締め出せる法案を作り、上院を通過しています。この影響を受けたのかもしれません。

アリババがNYで上場廃止になると何が起こるのか、私には分かりません。香港でも上場しており、私もこちらで株を持っているのですが、これもどうなるのか不明です。アメリカの投資家が、わざわざ香港でアリババ株を購入するとは思えません。代わりに中国からは大きく買われると思います。(現時点で、アリババ株は「相互取引制度」の対象でないため中国から購入できませんが、香港のみの上場となると話は変わります)

 

とにかく、先日購入したアリババ株は、当初の見込みと違ってしまったので、すぐに損切ってしまってもいい気がしています。現金を厚めに戻して、急遽訪れた香港の暴落相場に備えた方がいいのかもしれません。

 

楽して儲かる話はありませんね...