しっかり上昇する香港市場・BYDエレクトロニック・苦戦する若手の採用・香港を衰退させる意外な正体

5月26日(水)の香港市場はしっかり上昇してくれました。

 ・ ハンセン指数           29,166.01 +0.88%
 ・ ハンセンテック指数  8,072.46 +0.85%

今日動いた銘柄は、

・上海復星医薬(2196)+7.8%:台湾で新型コロナワクチンの購入が報じられる

・BYDエレクトロニック(0285)+11.7%:何故だかよく分からないが「北水」に買われる

・Smoore(6969)▼17.1%:WHOで「電子たばこは健康に悪い」と報告される

・阿里健康(0241)▼5.7%:決算が市場予想を下回る

BYDエレクトロニックは、以前売った直後に糸が切れた凧のように揚がって行って、煮え湯を飲まされました。その経験を活かすならホールドすべきだったかもしれませんが、明日急落しても悲しいので半分売却しました。これで上がっても下がっても大丈夫です。

 

相場の雰囲気が1月のそれに似てきたように感じます。全体的にじわじわと上がる中、ある銘柄がドカーンと上がって一喜一憂する感じです。(適当)

相場を過信せず、利確を意識しつつ、コツコツ得点を重ねて行きたいです。

 

会社の若い営業マンが辞めるので、補充のために募集をかけていますがさっぱり応募が来ません。そもそも辞める人が少なく、募集も多いので採用が難しくなっています。

一方、40代のマネージャークラスは候補者がいっぱい居るそうです。

日本でも多くの会社がリストラして、中高年が市場に放り出されています。

今日、電話でエージェントの方の「40代の方なら大勢いらっしゃいますが...」を喰い気味で「あ、それは結構です」と話を切りましたが、いずれ私が切られる側になるのかもしれません。(採用ネタはいつもこんな感じで話が終わる)

 

日本ではワクチン接種が加速してきました。1~2ヶ月後にはすっかり景色が変わりそうです。

いくら関係者が努力しても、国民がワクチンを受けたがらなければ接種は進みません。

ワクチン確保数、接種会場の準備、人員の配置、予約システムの構築、すべてをほぼ完ぺきに成し遂げた香港なのに、接種開始から3ヶ月 経っても接種率20%弱です。ペースも全然上がりません。(1~1.5万人)

政府は、ワクチンを打たない市民は海外への移動ができないだろう、とワクチンパスポート制の可能性に言及し、市民に接種を促します。香港にあるバイオンテック製のワクチンは有効期限が9月までなので、8月までに1回目を打つ必要があります。

今のペースなら夥しい数のワクチンが香港で破棄されます。もう次は限られた数しか確保できないでしょう。

交易で発展してきた香港なのに、このままだと国外に出ることができません。

隣りの深圳でさえも、3週間の隔離期間を経ないと入ることができず、出張は不可能です。

19年のデモよりも、20年の国安法よりも、21年のワクチン接種を拒む市民感情が、最も香港の衰退を加速させるかもしれません。

欧米、日本、中国でワクチン接種が加速する中、自分たちが取り残されていることに気付いていないのか、意図的に抵抗しているのか。

香港の歴史の転換期は現在進行形で進んでいるようです。

 

明日もいい日でありますように。