地合いで利確する選択肢

2月の後半になって急激に地合いが悪化した株式相場ですが、振り返って月の半ばに利確できたのか?と自問自答しています。

 

香港市場は春節休暇明けの16~17日にかなりの過熱感がありました。

17日まで上海・深圳市場が休場だったこともあり、香港での将来に対する上目線がダイレクトに相場に反映したのだと思います。

 

このときのPFは、いずれも長期で保有したい企業・ETFで占められており、通常では売却は考えられません。チャラついた銘柄もありませんでした。

 *私のチャラついた銘柄の定義は、PSRを使って価値を計っているか否か

 

そうした状況で売却対象は何かを考えると、

  • 直近で大きく値を上げたETF・個別銘柄

でしょうか。

なまじそれぞれの銘柄の展望に自信があるから売りにくいですが、加熱した後に一旦調整する市場の自然な動きや、過熱を冷ましにくる中国政府の存在を考えると、選択肢として置いておく必要があります。

(1月下旬の調整局面の記憶から、利確すべきか考えたりもしたのですが、元来楽天的な性格からここまでの調整は考えていませんでした)

 

じゃあ次に同じような局面が来れば、実際に売るのかは分かりません。

選択肢としての利確を意識したとしても、実行するかは別問題です。

根底に、購入時のシナリオが崩れていない中で、売ったり買い戻したりすべきなのか、という問いに、答えを出せていないことがあります。

現時点では、自分の売るタイミングの悪さから、シナリオの範囲内ならじたばたしない方がいい、という気持ちが強いです。なので、これからもなかなか売らないと思います。

私の売り時は、

  • シナリオが崩れたとき(企業環境の変化、深刻なニュース、値の下げ過ぎ)
  • 想定した利益に達したとき
  • 飽きたとき(値動きが悪い、他に買いたいものができた)

ここに

  • 地合いが良すぎて近く調整が想定されるとき

を加えれば、もう少し勝率が上がるでしょうか。

 

現時点で相場を悲観しておらず、また回復するだろうと思います。米国債の利回りが落ち着けば、資金も戻るべき銘柄に戻って来るはずです。

これまでの水準で株式相場に資金が戻って来るかは分かりませんが、金融相場でお金がじゃぶじゃぶの中、このまま株式市場からお金が抜けていくとは考え辛い。

 

これも楽観的な性格が影響した見方かもしれませんが、変に悲観することなく落ち着いて相場に臨みたいと思います。

 

引き続きよい週末を!