11月半ばに行ったレストランで新型コロナの患者が出たため、11月中に訪れた人は全員検査するよう、香港政府からHPでアナウンスされました。
一緒にレストランに行ったメンバーは、香港内にいくつかある無料検査センターを利用しました。
私は行きつけのクリニックで検査を受けました。
自分で唾液を採取する方式で簡単です。行って受付して、マニュアル通りにボトルを提出し、簡単な問診で終了です。
馴染みの先生は防疫服を着て診察してくれて、ここまでする必要がある病気なのだと改めて感じました。
土曜の朝に受診して、月曜の朝に「陰性」の連絡を受けるまでは、ずっとそわそわしていたので、ほっと安心しました。
もし陽性なら、どこでどのように隔離されるのかを知らないので、不安で仕方ありませんでした。
落ち着いてみると、クリニックでのテストは有料(1,000HK㌦)で保険が使えるか分からず、政府が設置している検査場に行けばよかったです。つい行き慣れたクリニックを選んでしまいました。
無料検査場の方は、鼻から採取する方式だったそうです。列に並んで流れ作業で検査をし、翌日朝に登録した携帯にメールで連絡が来たそうです。
検査へのアクセスの良さと手続きの簡易さは、日本よりも便利そうです。
レストランに行ったときは、香港での新規患者数は数人程度でした。
今は80~100人ほどになっていて、この状態ならレストランには行かなかったのですが、油断できません。
現在では、レストランは 1テーブル 2人まで、22時閉店と規制が強化されています。
昨日、吉野家のテイクアウトを買おうと、近所のフードコートに行くとガラガラでした。規制以上に、香港人自身の自衛心の方が強いのかもしれません。
その点は日本も負けておらず、第4波の加速度的な感染拡大は自然と収まりつつあります。政府は相変わらずの要請ベースの対策で、リーダーシップ不足が情けないですが、国民の行動自粛だけで今回もオーバーシュートを避けられそうです。
大阪や北海道の一部で医療機関が危機に瀕していると言われており、医療関係者の方の苦労を想像すると心苦しいです。今回の危機を反省材料にして、医療体制の立て直しと新規患者数の抑制策がとられることを祈ります。