投資を始めて半年ほど経つ中で、様々な後悔があります。
一方、それを反省し具体的な行動に落とし込むことで、これからはもう少しうまく立ち回れるように思っています。
ここでは、実際にやってしまった失敗と今後の教訓をまとめてみます。
後悔:短期間に資金のほとんどを投入した
投資を開始したのが2019年7~8月、ここで資金のほとんどを使い切ってしまいました。ご存知の通りこの頃から香港のデモが激化し、資金が乏しくなった頃に香港市場の株価が急落しました。
投資商品を買う、という初めての行為に浮かれて冷静さを欠いていたのが反省です。この頃に高値掴みしたHSBC(0005)がいまだに足を引っ張っています。この後安値で買う機会はいくらでもあったのですが、お金がなく買えませんでした。
教訓:投資は期間を分散して行い、余剰資金を手元に残すこと。
後悔:高配当株を権利確定日前に割高で購入した。
目先のお金欲しさに、権利確定日の近い高配当株ばかり購入していました。このため市場が落ち込んでいた時期にもかかわらず、購入単価はやや割高になってしまいました。
高配当株は長期保有を前提にするものですので、自分が納得できる割安な水準で購入したいところです。
教訓:高配当株は長い目で見て割安な時期に購入する。
後悔:限られた情報源から株を選んでいた。
高配当株はGoogleで検索して探していましたが、言葉の壁と情報源の少なさから限界を感じていました。色んなサイトを見ても、同じような銘柄ばかり出て来ます。
ところが前回紹介したような『中国株二季報』やオンラインサービス『二季報web』を活用すれば、気付くことのなかった高配当株を網羅的に知ることができます。読むほど調べるほど、早くチェックすればよかったと痛感します。
教訓:情報代はケチらない。
後悔:IPO株にこだわり絶好の高配当株購入期を逃す
10月中旬から最近まで、常に何かのIPOに申し込んでいました。このため申し込み金に資金が拘束され、デモの激化から再び株価が軟調局面でした。この絶好の購入時期に、IPO株に現を抜かしていました。
一度、購入したIPO株が簡単に倍で売れたことに味をしめたことと、そもそも香港のIPOをよく知らなかったのが原因です。
儲けは5万円程度にとどまりました(何百万儲けるつもりだった)が、もしこの時期に高配当株を拾っていたら、今頃十数万円の含み益になっていたと思います。
今後は、アリババ(9988) やバドワイザー(1876) のような大型株だけに余剰資金を投入するようにします。(これは部下Cちゃんのやり方で、彼女はかなり儲けています。さすが香港人)
教訓:IPOはそれほど儲からない。
後悔:高配当株ばかりにこだわる
最近までずっと高配当にこだわってきました。香港には日本では考えられないほどの高配当株が数多くあり、しかも税金がかかりません。それほど悪くない作戦と今でも思いますが、やはり大きく儲けるには成長株も必要だと最近気が付きました。当たれば3倍、5倍、10倍も夢ではありません。
『二季報』を活用しながら、決算情報、業界情報を吟味し、成長株を資産の組み入れて行きたいです。おそらく全体的に株価が高い時期が、割安の成長株を探すのに適しているのでしょう。ハンセン指数 28~29,000香港㌦あたりを境目に、上回るときは成長株を、下回るときは高配当株を狙うのがいいように感じています。
適切な時期に、適切な目的の株を買えば、お金が効率よく殖えると思います。
教訓:高配当株・成長株を両睨みし、市場水準から適切な銘柄を購入する。
投資開始後のハンセン指数と私の後悔する行動を並べてみました。
これだけ後悔ばかりでも、
・含み損 ▲8万円
・売買益 +1万円
・配当額 +8万円
と、トータルでトントン程度にまとまっています。(なお投資残高は約400万円です)
今年は落ち着いて、これまでの反省を活かして儲けたいと思います。みなさんに何か参考になる点があれば幸いです。